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医師感染の和歌山の病院に専門家派遣へ、厚労相

レポート 2020年2月14日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

加藤勝信厚生労働相は2月14日の記者会見で、外来診療にあたっていた男性医師の新型コロナウイルス感染が確認された和歌山県の済生会有田病院(184床)へ、院内感染対策などのため専門家を派遣する準備を進めていることを明らかにした。国立感染症研究所を中心に人選を進めている。同病院では既に外来診療を中止しているが「入院患者もいるため、感染拡大をどう防ぐのかという観点で派遣する」と述べた。 この医師や、同日に神奈川県で死亡が確認された女性など、チャーター便帰国者と横浜港に停泊中のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号以外でも、武漢渡航者でない感染者が出ている。ただ、国内で「ヒト-ヒト」の継続的な感染は確認できないとのこれまでの認識を変えるかどうかについては「ヒト-ヒトの事例はあるが、流行・蔓延している状態ではないという見解を変えるエビデンスは持っていない。ただ、かつての感染症のように拡大していくことは否定できない。引き続き国内の感染状況は注視する」と述べた。 2次医療圏に1カ所以上の設置を都道府県に要請した「帰国者・接触者外来」について一般に公表せず、「帰国者・接触者相談センター」に連絡してきた人に...