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外国人客増加「感染症対策に変化」、五輪で注意の6感染症は

レポート 2020年2月17日 (月)  岩崎雅子(m3.com編集部)

横浜市で2月15日に開かれた第35回日本環境感染学会総会・学術集会の企画、 Meet the Expert「東京オリンピック・パラリンピックに備えて」で講演した防衛医科大学校内科学講座(感染症・呼吸器)教授の川名明彦氏は、「訪日外国人数が急増する中、(従来の)輸入感染症に加え、インバウンド感染症のヒト-ヒト感染の概念が重要になる」と感染症の傾向を説明。インバウンド感染症は「咳エチケットや手指衛生、定期予防接種などが重要になるなど、対策が若干異なってくる」と述べ、東京五輪で警戒される6つのインバウンド感染症について解説した。 日本環境感染学会で話す川名明彦氏 川名氏は、日本感染症学会でオリンピック・パラリンピックアドホック委員会の委員長を務め、東京五輪を前に感染症のクイック・リファレンスを作成した(詳細は、日本感染症学会「症状からアプローチする『感染症クイック・リファレンス』」)。症状を選択すると考えるべき感染症を判別し、対策や治療、役立つサイトなどの情報が確認できるもので、パソコンとスマートフォンの双方から利用が可能。新型コロナウイルス感染症についても、国立国際医療研究センターの忽那賢...