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新型コロナウイルスに我々はどう対峙すべきなのか(No.3)【押谷仁教授メッセージ】

オピニオン 2020年2月17日 (月)  m3.com編集部

東北大学の許諾を得て、WHO(世界保健機関)西太平洋地域事務局で感染症地域アドバイザーとして従事した経験を持つ、同大医学系研究科微生物学分野教授の押谷仁氏のメッセージを転載します。原文は2月15日付で東北大学大学院医学系研究科・医学部のホームページで公開されています。2月4日付で公開されたNo.1は「新型コロナウイルスに我々はどう対峙すべきなのか」より、2月12日付で公開されたNo.2は「新型コロナウイルスに我々はどう対峙したらいいのか(No.2)」よりご覧いただけます。 (※小見出しはm3.com編集部で作成、挿入しています) 世界保健機関(WHO)は、今回の新型コロナウイルスのような感染症の危機管理に対応する基本戦略としてリスクアセスメントに基づくリスクマネジメントを行うことを強く推奨している。このように実際に進行中の危機に対するリスクアセスメントの方法は十分に確立していないが、私は、1)最良のシナリオ(Best-case Scenario)、2)もっとも起こりそうなシナリオ(Most Likely Scenario)、3) 最悪のシナリオ(Worst-case Scenario)...