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日医、新型コロナ対策で都道府県・郡市区医師会長に通知

レポート 2020年2月17日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会は2月17日、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が新型コロナウイルス感染について「国内感染の早期」とし、また相談・受診の目安が厚生労働省から示されたことを受けて「新型コロナウイルス感染症への対策の見直しについて」との通知を都道府県・郡市区医師会長に発出した。院内感染対策の実施や診療継続計画の確認などを求める内容で、日医会長の横倉義武氏は記者会見で「医療界全体で国民の健康と生命を守る必要がある」と述べた(『新型コロナ「国内発生の早期段階」、検査・診療は重症肺炎患者を優先に』、『「37.5度以上の発熱4日以上」なら新型コロナ相談を、厚労省』を参照)。 横倉氏 通知で会員に求めたのは次の2点。 日本医師会ホームページに掲載する「新型インフルエンザ等発生時の診療継続計画作りの手引き」(2013年8月31日)などを参照の上、可能な限りの院内感染対策を講じ、同感染症以外の患者はもちろん、医療機関スタッフへの感染防止に努めるとともに、国内における感染拡大を想定し、診療継続計画を再確認、見直すこと。 今後、PCR検査の対象は、原因不明の肺炎で重症化が疑われる事例が主体となる。特に、...