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新型コロナウイルス感染症、学会運営にも影響

レポート 2020年2月19日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本循環器学会は2月19日、第84回学術集会のプレスカンファレンスを都内で開き、会長の木村剛氏(京都大学大学院循環器内科学教授)は、「現時点では開催の方向で準備をしている。2月末までには最終決定したい」と説明した。同様の趣旨は学会のホームページにも記載している。第84回学術集会は、3月13日から15日までの日程で、京都市で開催予定。 学術集会は「Asian Pacific Society of Cardiology Congress 2020」との同時開催。会長の赤阪隆史氏(和歌山県立医科大学循環器内科教授)は、海外の演者招聘に支障が出かねない現状を説明した。「中国は国の方針で、ドクターについては海外渡航禁止。また韓国では日本からの帰国後14日間、シンガポールでは15日間は自宅待機になると、(医師の勤務先から)ドクターは通告されているので、『参加しにくい』とのメールが入っている」。 木村氏は、「海外等から演者が出席できない場合には、Webを使った講演や音声付きのパワーポイントで対応するという準備を進めている」と説明。ただし、「欧州や米国の先生のキャンセルは今のところ、非常に少ない状況。...