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新型コロナ基本的対処方針を策定へ

レポート 2020年2月20日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府は2月19日、厚生労働省内で新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(座長:脇田隆字国立感染症研究所所長)の2回目の会合を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の基本的対処方針を策定する方針を決めた。感染の恐れがないとしてクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船する乗客・乗務員に対しては、下船後も2週間は毎日体温計測を行い、不要不急の外出は控えるよう求めることとした。 専門家会議で挨拶する加藤厚労相(左) 厚生労働大臣の加藤勝信氏は基本的対処方針について、「新型インフルエンザへの対処方針がベースとなる」と説明。新型コロナウイルス感染症と新型インフルエンザの症状や感染力の違いを分析した上で、内容を修正する。策定時期については「まだ具体的なスケジュールを持っていないが、可及的速やかに準備する」と述べた。 新型インフルエンザの基本的対処方針では、患者が発生した地域への抗インフル エンザウイルス薬、検査薬、マスク等の円滑な供給を関連事業者に要請することや、イベント開催時の注意事項などが明記されている(資料は、厚労省のホームページ)。今回、政府が新型コロナウイルス感染症に対し...