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開業医、経営者、研究者の「3つの顔」持つ30歳◆Vol.1

スペシャル企画 2020年3月25日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

「治療よりも予防。病気を治すことよりも病気にならないこと、また持病を悪化させないようにサポートしたい」――。そんな思いを込めた「MIZEN」(みぜん; 未然)という言葉を冠したクリニックを都内で2カ所経営するのは、医療法人弘寿会理事長の田澤雄基氏。 現在30歳で、開業医としては若く、臨床医としての日々を送りつつ、医療系ベンチャー「LiFE Investors」(ライフインベスターズ)創業者、慶應義塾大学医学部の大学院生として研究も続けるという、異なる3つの顔を持つ。同大医学部5年生の時の2012年4月に医療ITなどを手がける「エスティム」を起業、「AppliCare」という医療用アプリのビジネスコンテストを企画するなど、旺盛な好奇心は今、クリニック経営に向かっている。 医療法人弘寿会理事長の田澤雄基氏。 東京都中央卸売市場豊洲市場にも近い東京都江東区豊洲で、「MIZENクリニック豊洲」をオープンしたのは2016年5月。医師になって3年目の時だ。2019年3月には、東京都千代田区のJR市ヶ谷駅前に、2カ所目となる「MIZENクリニック市ヶ谷」を開設した。 「働く人のための夜間診療」がコン...