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「AI×精神科」、慶應大で研究進める◆Vol.2

スペシャル企画 2020年3月28日 (土)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【令和の医療◆30歳若手開業医の現在、過去、未来】医療法人弘寿会(東京都千代田区)理事長・田澤雄基氏 Vol.1 開業医、経営者、研究者の「3つの顔」持つ30歳 Vol.2 「AI×精神科」、慶應大で研究進める Vol.3 慶應大医学生時代、佐久総合病院などで実習 Vol.4 内科と精神科、融合したアプローチを模索 Vol.5 「医師の役割、AIで激変」は想定しにくく ――まず現在の生活をお教えください。開業医、ベンチャー経営者、研究者という役割をどのようにこなしているのでしょうか。 現在は慶應大の精神科所属で、この春までは大学院生の予定なので、研究の職位がメインです。岸本先生(精神科講師の岸本泰士郎氏)は、精神科領域のデジタル機器による定量化全般をやっていますが、私は特にウエアラブルデバイスを使い、例えば歩数、心拍数、体温、睡眠時間など、24時間持続で測定できる生体データと、うつなどの精神疾患との関係を調べています。AI(人工知能)などを使い、生体データでうつの重症度を推定するアルゴリズムを作るような研究です。 生体データでうつの重症度を推定する研究のイメージ(提供:田澤氏) ウエア...