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慶應大医学生時代、佐久総合病院などで実習◆Vol.3

スペシャル企画 2020年3月29日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【令和の医療◆30歳若手開業医の現在、過去、未来】医療法人弘寿会(東京都千代田区)理事長・田澤雄基氏 Vol.1 開業医、経営者、研究者の「3つの顔」持つ30歳 Vol.2 「AI×精神科」、慶應大で研究進める Vol.3 慶應大医学生時代、佐久総合病院などで実習 Vol.4 内科と精神科、融合したアプローチを模索 Vol.5 「医師の役割、AIで激変」は想定しにくく ――そもそも医師を目指したきっかけは何ですか。また慶應大医学部に入学された際、どんな医師になることを考えていたのか、今の姿を想像されていたのでしょうか。 うちは、母方も父方も、親族の7~8割ぐらいは医師や歯科医師、薬剤師、看護師などの医療職。父と、母方の祖父も医師で、祖父の産婦人科医院の隣に生家があります。医療職になる選択肢は常に頭の中にあったのですが、私はどちらかと言えば、文系人間で、中高時代は、理数系よりも、文系の科目の方が得意でした。高校2年になる時に、文系か理系かを選ばなければいけないのですが、文系だったら、弁護士が選択肢の一つかと考えていました。 けれど、やはり人の命を救うという医師の仕事の価値に惹かれ、文理の...