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内科と精神科、融合したアプローチを模索◆Vol.4

スペシャル企画 2020年3月30日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【令和の医療◆30歳若手開業医の現在、過去、未来】医療法人弘寿会(東京都千代田区)理事長・田澤雄基氏 Vol.1 開業医、経営者、研究者の「3つの顔」持つ30歳 Vol.2 「AI×精神科」、慶應大で研究進める Vol.3 慶應大医学生時代、佐久総合病院などで実習 Vol.4 内科と精神科、融合したアプローチを模索 Vol.5 「医師の役割、AIで激変」は想定しにくく ――2014年から卒後2年間、慶應大で初期研修を実施して、2016年4月に精神科医局に入局、大学院に進むと同時に、「MIZENクリニック豊洲」を2016年5月に開業されています。臨床医としてのスキル、経験に不安はなかったのですか。 「医師3年目で開業」なので、いろいろな目で見られることは当然想定しており、対策も複数考えました。一つは開業場所。父の診療所の隣のテナントを借りました。父は開業医としての長年のノウハウを持っています。周囲との連携も必要で、急性期疾患の患者さんの紹介先となる病院などにもあいさつに行きました。 あと実は開院当初は、1人の患者さんに対して、医師2人体制で診察していたのです。実際に患者さんを診るのは医師...