「医師の役割、AIで激変」は想定しにくく◆Vol.5
スペシャル企画
2020年3月31日 (火)
聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【令和の医療◆30歳若手開業医の現在、過去、未来】医療法人弘寿会(東京都千代田区)理事長・田澤雄基氏 Vol.1 開業医、経営者、研究者の「3つの顔」持つ30歳 Vol.2 「AI×精神科」、慶應大で研究進める Vol.3 慶應大医学生時代、佐久総合病院などで実習 Vol.4 内科と精神科、融合したアプローチを模索 Vol.5 「医師の役割、AIで激変」は想定しにくく ――今の診療報酬は、生活習慣病の発症予防、重症化予防に取り組むインセンティブに欠けます。その辺りについてどうお考えですか。 確かに、その辺りが評価される仕組みにはなっていないですね。例えば生活習慣病指導管理料がありますが、現実的にすごく使いづらく、算定している先生は多くないというデータもあります。この辺りを是正するのが一つでしょう。 医療AI(人工知能)などの普及によっても、「医療や、そこにおける医師の役割は、『劇的に変わった』と認識するほどに急速には変化しないと思う」と語る医療法人弘寿会理事長の田澤雄基氏。 それから、医師とそれ以外の職種で役割分担をして、チームで重要な疾患領域を診ていく体制をつくり、それを評価すること...
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