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新型コロナまん延期に一般医療機関で診療継続に必要な10の行動

レポート 2020年2月24日 (月)  坂口恵(m3.com編集部)

中国・武漢市に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団発生。「横浜港で検疫を受けたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの事例から、新型コロナウイルスは、新型インフルエンザ以上に感染が広がりやすいという実感がある。この夏までに『感染拡大が終息して良かった』という楽観的シナリオは考えられない」と話すのは、国際医療福祉大学医学部公衆衛生学教授の和田耕治氏。2009年の新型インフルエンザの際と同様、「一般医療機関での診療継続計画の策定を今すぐ始めるべき」だと話す。2月24日、インターネット電話による取材で明らかにした。 一般医療機関での受け入れは必至 「現在、クルーズ船の検疫に関連して、神奈川県や東京都の感染症指定医療機関は受け入れ不能の状態に陥っている」と和田氏。「近く、患者を一般医療機関で受け入れることが求められる状況になるだろう」と話す。既に、一般医療機関でも感染患者の受診に伴い、外来や入院病棟の閉鎖や接触した医療従事者の14日間待機による欠勤など、混乱が広がっている。政府は2月25日にもCOVID-19に関する総合的な基本方針を策定する見込みだ(『安倍首相「大規模な感...