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高市総務相、「感染症病床の約6割は公立病院、今こそ力の発揮を」

レポート 2020年2月26日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

高市早苗総務相は2月26日、総務、厚生労働の両省の第4回「地域医療確保に関する国と地方の協議の場」で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、関係各部署が連携して医療体制の整備を行うとともに、感染症病床の約6割を公立病院が有することから、「今こそ、公立病院に力を発揮してもらう時期」と述べ、感染症病床およびそれ以外の病床の確保について適切な役割を果たすよう求めた。高市総務相は2月25日に、これらの内容を盛り込んだ大臣書簡を、全国の都道府県知事と、公立病院を運営している市町村長に発出していた。 高市早苗総務相 高市総務相は、「今が感染拡大を防ぐために最も重要な時期」と述べ、「東京オリンピックの聖火リレーが3月26日に福島からスタートする頃には、終息の目途が立ち、安心していただける体制を作るために地方公共団体をはじめ、関係団体と力を合わせていきたい」と要望。 大臣書簡の内容のほか、高市総務相は、接触者・帰国者センターの連絡先の周知なども求めた。さらに2月25日に政府が決定したCOVID-19対策の基本方針について、「今後、地域ごとの(対策の)切り替えのタイミングは、地方自治体...