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高齢・基礎疾患2日で相談、「過剰」が最多

レポート 2020年2月28日 (金)  小川洋輔(m3.com編集部)

厚生労働省は2月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が疑われる際の対応について、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合は「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼びかけた(『「37.5度以上の発熱4日以上」なら新型コロナ相談を、厚労省』を参照)。この目安の妥当性について医師に尋ねたところ、勤務医の約3割が妥当と答える一方、開業医では2割未満にとどまった。同センターへの電話を実際に促したことがある医師は全体の約1割だったが、地域や診療科による温度差もあり、関東地方ではやや多い傾向がみられた。 Q「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合」という目安は、新型コロナウイルス感染症を疑う目安として妥当だと思いますか。 開業医、勤務医とも、「現時点では分からない」との回答が最も多かった。「妥当」との評価は、開業医で17.3%、勤務医で30.6%と差が出た。風邪などの軽症者を診る機会が多い開業医に不安が広がっていることがうかがえる。「過剰な相談・受診につながる」との声も、開業医の18.6%、勤務医の22.4%を占めた。 Q高齢者や基礎疾患がある場合の目安は...