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薬剤選択で重視、トップは「科学的根拠」◆Vol.11

医師調査 2020年3月21日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

Q:先生が処方する薬剤を決定する際に普段重視している項目は以下のどれですか。全てお答えください。 6つの具体的項目に加え、「この中にはない」を加えた計7項目について複数選択で尋ねた結果、最も多かったのは「薬剤に関する効果・効能・安全性についての科学的根拠」で約9割に上った。「患者さんにおける処方継続の簡便さ」も6割近くに上った。 一方、「MRなど製薬企業関係者からの情報提供や製薬企業が主催する講演会・説明会での医療者による発表」(以下、製薬企業からの情報提供)を挙げたのは全体では18.0%。40歳未満と40歳以上では2倍近い差が付いた。MRの訪問頻度は、採用薬剤品目の選択権限がある40歳以上に多い一方、40歳未満はそれ以外の情報源に頼っていることなどがその理由として考えられる。 「製薬企業からの情報提供」がどの程度、医師の処方薬剤決定に影響しているかを探るため、本設問では、(1)直接質問法〔7項目を列記し、該当する項目を複数選択(上図のグラフ)〕に加えて、(2)間接質問法1〔「この中にはない」を除いた6項目を列挙し、「該当する項目数」を0~6から選択〕、(3)間接質問法2〔「製薬企業か...