1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 世界大学ランキング、6年間で大幅に上昇 - 吉澤靖之・東京医科歯科大学学長に聞く◆Vol.1

世界大学ランキング、6年間で大幅に上昇 - 吉澤靖之・東京医科歯科大学学長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2020年3月23日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)、高橋直純(m3.com編集部)

「己を知れば邪心なし」の精神で世界に冠たる医療系総合大学を目指す――。 2014年4月に、このメッセージを掲げて、東京医科歯科大学学長に就任した吉澤靖之氏。この3月末で、2期6年の任期を終える。各種の組織改革に挑み、臨床、研究、教育の各分野の強化を図ったほか、医学部入試や教授選考の在り方も見直した。 吉澤氏にこの6年間を振り返っていただくとともに、次世代へのメッセージを語っていただいた(2020年2月13日にインタビュー。全3回の連載)。 ――東京医科歯科大学の世界大学ランキングは毎年、上がっています。 私が学長に就任した頃はQSの医学分野ランキングが世界で101~150位くらいだったのが、直近では70番台に入っています(編集部注:Times Higher Educationによる分野別THE世界大学ランキング2020のClinical, pre-clinical & health〔臨床、前臨床および健康分野〕で、世界第74位。ランキング2019では126-150位)。 ランキングの上昇に伴い、海外大学との提携も進めやすくなった。学長就任当初は米国医学部の大学との協定はありませんでした...