安倍首相、中韓からの入国者に2週間待機を要請
レポート
2020年3月6日 (金)
高橋直純(m3.com編集部)
安倍晋三首相は3月5日、第17回新型コロナウイルス感染症対策本部で、中国・韓国からの入国者に対する検疫を強化し、「検疫所長が指定する場所で2週間待機し、国内において公共交通機関を使用しないことを要請する」と話した。関係機関に対しては「待機等の要請を徹底していくため、マンパワーの確保をしっかりと行ってほしい」と指示した。 新たに入国拒否の対象として、感染が拡大する韓国の慶尚北道の一部地域およびイランのコム州等での滞在歴のある外国人を加えることとした。中国、韓国に対しては、入国者を抑制するために、発行済みビザの効力を停止し、旅客機が到着する空港を、成田空港と関西空港に限定するよう要請するとしている。3月9日から3月末まで実施する。 検疫法を所管する厚生労働省は、3月5日夜の記者ブリーフィングで、「『検疫所長が指定する場所で2週間待機を要請』とは検疫法に基づくものか」「日本人は対象になるのか」などの質問に対して、「現在、調整中でお話しできる内容がない」と繰り返した。 医療機関向けにマスク1500万枚を確保 安倍首相は対策会議で、国がマスク1500万枚を確保し、医療機関向けに優先配布すると説明...
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