PCR検査、保険適用開始、1日4180件可能

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のPCR検査が3月6日から保険適用となったが、厚生労働省によると同日現在でPCR検査の処理能力は1日当たり4180件。検査実施施設は全国で101施設。PCR検査を保険で行う場合、都道府県と医療機関が契約して実施することになるが、契約済みの施設数はまだ把握していないという。6日の記者ブリーフィングで厚労省が説明した。帰国者・接触者外来を受診したのは1カ月強で3536人で、うちPCR検査で陽性だったのは1割弱にとどまることも分かった。 PCR検査の101施設の内訳は、国立感染症研究所（1日処理能力約400件）、検疫所13カ所（同約580件）、地方衛生研究所75カ所（同約1800件）、大学6大学（同約450件）、民間検査会社6社（同約950件）。 COVID-19疑いの患者は、帰国者・接触者センターを介して、帰国者・接触者外来を受診するのが基本。センターは527カ所（3月5日17時時点）、相談件数は10万6188件（2月3日から3月4日まで）。帰国者・接触者外来の設置は869施設（3月5日17時時点）、同外来を受診したのは 3536人（2月1日から...