1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 91歳医師「あと10年はできる」肋骨8本骨折も即復帰- 宮古の91歳開業医・木澤健一氏が半生を振り返る◆Vol.2

91歳医師「あと10年はできる」肋骨8本骨折も即復帰- 宮古の91歳開業医・木澤健一氏が半生を振り返る◆Vol.2

インタビュー 2020年3月14日 (土)  小川洋輔(m3.com編集部)

1963年の開業以来一度も病気をしたことがなく、東日本大震災の津波で浸水した時も4日後には再開した木澤内科医院。しかし、2019年10月、思わぬアクシデントから1カ月以上の休診を強いられることになる。開業以来、初めてのことだ。 10月27日に車と接触する事故に遭い、肋骨が8本折れ、1カ月以上入院しました。12月上旬には退院して、退院の5日後に仕事に復帰しました。 ――91歳で交通事故に遭い、大怪我を負ったら、引退が頭をよぎりそうなものです。被災時もそうですが、とにかく復帰が早いですね。 今は救急車もあるし、道も整備されていて、市中心部の病院へ行くこともさほど難しくないかもしれません。でも、習慣とは恐ろしいものです。なんとか早く復帰しなくてはという一心でリハビリに取り組みました。外科医も驚くほど回復が早かったそうです。「人間離れしている」と言われました。何歳になっても自分よりも患者のことを考えてしまう性分なのです。再開直後は、患者から逆に心配されてしまいました(笑)。 住民を守り続けてきた木澤内科医院 91歳になった今でも週6日、臨床の現場に立ち続ける木澤氏。健康の秘訣を尋ねると、返って...