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中国・アリババから日医へマスク12万枚寄贈

レポート 2020年3月11日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

一般社団法人日本医療国際化機構は3月11日、KF94マスク12万枚を日本医師会へ寄贈した。マスクは中国のネット通販大手・アリババグループ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が日本へ贈った100万枚の一部で、同機構が委託を受け、自治体や団体へ寄贈している。同機構理事長の蒋暁松氏は「中国国民は最も困難な時期に日本から寄せられた防護服などの支援を感謝している。日本はこれから感染者のピークを迎えるだろうが、がんばってほしい」と日本の医療従事者へエールを送った。 横倉会長(左)へ目録を渡す蒋理事長 KF94マスクは、N95と同等の効果があり、検体採取などの際に活用できるという。日医は各地の感染状況を精査した上で、都道府県医師会を通じて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応に追われる医療機関へマスクを届ける。 マスクが入っている段ボール箱には、「青山一道 同担風雨」という漢詩が書かれている。「青山も雷雨も共に見る友よ、一緒に困難を乗り越えましょう」という意味で、マー氏からのメッセージだという。 12万枚のマスク 蒋理事長は「中国が最も困難な時期だった2月9日以降、日本から12万4200...