1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 2020年専攻医数9072人、5県で30%以上の増加

2020年専攻医数9072人、5県で30%以上の増加

レポート 2020年3月13日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

3月13日の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)で、2020年4月専門研修開始の専攻医採用数は全国で9072人、2019年の8615人よりも457人(5.3%)増加したことが報告された。全国平均5.3%を超えたのは23県で、最も増加率が高かったのは和歌山県(34.3%)、以下、沖縄県(31.8%)、埼玉県(31.6%)、愛媛県(30.8%)、岐阜県(30.6%)と続き、5県で30.0%を超えた。 一方、香川県(▲37.3%)、徳島県(▲26.2%)、長崎県(▲21.6%)、山形県(▲13.6%)、宮崎県(▲13.5%)の5県は2桁の減少率。厚生労働省は、2018~2019年と2020年を比較し、「都道府県格差は改善の方向に変化している」と分析(資料は、厚労省のホームページ)。 基本領域別では、2020年の採用数が2019年よりも増えたのは、内科、小児科、精神科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、泌尿器科、放射線科、形成外科、リハビリテーション科、総合診療の12基本領域。中でも最も増えたのは整形外科で151人増の665人、次いで内科の1...