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クルーズ船乗客1011人健康フォローアップ、「陽性」7人

レポート 2020年3月16日 (月)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は3月15日、横浜港に2月3日に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客のうち、船内での14日間の健康観察期間を終了し、2月19日から23日にかけて順次下船した1011人の健康フォローアップを終え、その結果を公表した。健康フォローアップ期間中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査を受けたのは249人で、うち7人で陽性だった(資料は、厚労省ホームページ)。 健康フォローアップは、クルーズ船の乗客乗員のうち、発熱・呼吸器症状等の症状がなく、PCR検査で陰性だった人を対象に、下船後14日間実施。乗員の健康フォローアップも3月15日までに終えた。 また厚労省は15日、急病等の事情により、PCR検査を行う前に医療機関に搬送された乗客、乗員で政府施設にて健康観察中の者(下船時238人)のPCR検査の結果も公表。乗客では15人が陽性(うち無症状病原体保有者7人)、乗員145人は全員陰性(3月11日から13日に検査)だった。これにより、クルーズ船の乗客・乗員のうち、PCR検査陽性は計672人となった(日本に入国後、陽性が判明した人は含まず)。うち死亡7人、入院...