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臨床研修中の5割強、「勤務環境」が専攻決定に影響◆Vol.2

医師調査 2020年5月16日 (土)  岩崎雅子(m3.com編集部)

基本領域の専攻決定に影響する要素と影響した要素を、臨床研修中の医師と新専門医制度で研修中の医師にそれぞれ尋ねると、いずれもトップは「医学・医療的な関心」(臨床研修中89.2%、専門研修中86.3%)で、続く「勤務環境(重労働か、医療訴訟が多いか否かなど)」(臨床研修中50.8%、専門研修中30.1%)と大きな差があった。「将来の患者ニーズの動向(患者数増が見込まれるか否かなど)」(臨床研修中36.9%、専門研修中24.7%)が続き、上位3つの順位は臨床研修中と専門研修中で同じだった(複数選択)。 一方で、臨床研修中は専門研修中に対して「勤務環境」を重視する傾向にあることが見える。「勤務環境(重労働か、医療訴訟が多いか否かなど)」に20.7ポイントの差がある他、「専門医取得の容易さ(基幹施設での研修が中心で、連携施設を循環する負担が少ないなど)」や「希望する地域、病院で研修できる可能性の高さ」も臨床研修中の回答率が専門研修中よりも高かった。「その他」では「給与」などの回答があった。 Q基本領域の専攻決定に影響する(した)要素は何ですか【複数選択可】。 ※2018年2~3月に卒後2年目の医...