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【中国応援医師の日記】曝露を避けるため20代の看護師たちがみんな坊主頭に

オピニオン 2020年3月22日 (日)  医脈通レポート

※m3.com編集部から エムスリーのグループ会社が中国で運営する医療者向け情報サイト「医脈通」に掲載された記事を転載します。記事は3月6日付の掲載です。(文:医脈通編集部/翻訳:聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院医療安全管理室・吉野茂/監訳:児玉貴光) 【医脈通編集部】 2020年の初めに突然発生した疫病は、中国の領土を覆う巨大な雲のようでした。中産階級や一般の人々、自営業者やビジネス界の有名人、学者、官吏など、大国の人々は、感染にかかわらず、この災害に巻き込まれ彷徨っています。 毎日、数え切れないほどの人々が助けを求め、ネット上で窮状に不平を言っています。薬の緊急の必要性、買えないマスク、病院のベッド不足、政府の予防対策の不備、食物の大幅な値上げ……。恐怖、パニック、無力感、予測不可能な未来が常に私たちを取り囲んでいます。疫病の下では、誰もがとても大きな流れの中に巻き込まれ、自分の意思ではどこに行くのか分かりません。 そして、私たちの中には、静かに荷物をまとめ、愛する人に別れを告げ、宣戦布告し、この大きな流れに立ち向かい、逃げ出したくなるような場所に赴いた人々がいます。彼らの白衣は...