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日医初の代議員会の中止、書面での質疑も検討 - 小玉弘之・日医常任理事に聞く

レポート 2020年3月19日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会が年2回開催する代議員会は、会務運営について各会員が日医執行部に質す貴重な議論の場。全国から約370人の代議員が集まる。今年は診療報酬改定の年であり、今夏には全世代型社会保障検討会議の最終報告の取りまとめも予定されている。新型コロナウイルス感染症の流行拡大を踏まえた代議員会の「中止」だが、変化が激しい医療情勢下にあって、延期、Web 開催などの選択肢はなかったのか――。日医常任理事の小玉弘之氏にお聞きした(2020年3月17日にインタビュー)。 ――過去に代議員会が中止になったことはあるのでしょうか。 初めてのことです。2011年の東日本大震災の際も、約1カ月延期して4月に開催しました。 日医常任理事の小玉弘之氏 ――今回、いつ頃から代議員会がCOVID-19による影響を受けるとお考えになったのでしょうか。 2月の中旬くらいです。日医は1月28日に、横倉(義武)会長を本部長とし、役員から成る新型コロナウイルス感染症対策本部会議を立ち上げていました。2月18日にはこの会議で「原則、会議・委員会等の中止・延期」など、今後の同感染症に関する基本的な対応方針を決めました。2月28日に...