厚労相「ガウンは在庫がかなりある」流通支援の意向
レポート
2020年3月19日 (木)
小川洋輔(m3.com編集部)
厚生労働大臣の加藤勝信氏は3月19日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査のための検体採取の際などに使うガウンやゴーグルなどの防護具が医療機関へ行き渡るよう支援する考えを示した。ガウンについては「在庫がかなりあるので、うまく流通の流れを作れば当面は対応できるのではないか」との見通しを示し、これまでガウンを使っていなかった医療機関でも、需要があればメーカーと取引できるように対応する。ゴーグルは現在、不足状況を調査しているという。 布製マスクを手に会見する加藤厚労相 政府は既に備蓄していたマスク250万枚を医療機関などへ配布しているほか、緊急対応策として1500万枚を一括で購入し、全国の感染症指定医療機関などに配布することを決めている(『医療機関にマスク1500万枚配布へ、政府緊急対応策』を参照)。 ただ、検体採取などでエアロゾルが発生する際は、感染対策としてガウンやゴーグルなどの防護具を身につける必要があり、日本医師会は3月13日に「フェイスシールド、ガウン等の防護具の不足は極めて深刻な状況」などとする要望書を提出していた。 加藤厚労相は「ガウンはそれなり...
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