1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 外来医療の機能分化、4月中間取りまとめも議論まとまらず

外来医療の機能分化、4月中間取りまとめも議論まとまらず

レポート 2020年3月19日 (木)  岩崎雅子(m3.com編集部)

厚生労働省は3月18日の第20回「医療計画の見直し等に関する検討会」(座長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)で、外来医療の機能分化を進めるための「医療資源を重点的に活用する外来」について、分類案の修正と、それに基づく病床数ごとの実施状況について提示。大枠を検討会で、詳細は専門家らが入ったワーキンググループで議論することを提案した(資料は、厚労省のホームページ)。 本検討会で外来医療の在り方を議論するのは、第18、19回会議に続き、3回目(『「医療資源の重点的活用外来」の3類型、厚労省案に疑義多々』、『外来医療の機能分化、4月まで集中的に議論、中間取りまとめ』を参照)。第20回会議でも、分類や集計方法、対象について疑義が集まった。本検討会では4月までに中間取りまとめを行う予定だが、座長の遠藤氏は「取りまとめでどの程度のことを要求しているか、4月までに全てまとめるのは拙速」とし、次回までに中間取りまとめの目安を設定するよう事務局に要望した。 厚労省案では、「医療資源を重点的に活用する外来」の類型・範囲について、仮の設定として(1)医療資源を重点的に活用する入院の前後の外来、(2...