1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. オーバーシュート対策、空床やECMO稼働モニタリング基盤構築へ

オーバーシュート対策、空床やECMO稼働モニタリング基盤構築へ

レポート 2020年3月24日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

内閣官房IT総合戦略室は3月24日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、COVID-19患者の入退院状況、空床やECMOなどの医療機器のリソースを把握し、重症者の治療拠点設定や医療体制の重点化を検討するための「COVID-19対策都道府県内の医療機関状況モニタリング基盤(仮称)」を構築することを明らかにした。同日開催した「新型コロナウイルス対応に関する医療関係団体及び厚生労働省による協議会」の初会合で、関係団体に協力を呼びかけた。 神奈川県が既に運用しているシステムを他の都道府県に横展開して、オーバーシュート(爆発的患者急増)などに備える(神奈川県のサイトはこちら)。早ければ今週中にも一部の都道府県で先行実施し、来週以降、順次拡大していく予定だ。 厚労省・内閣官房の委託による「COVID-19調査センター(仮称)」が運営を担当(委託先は調整中)。同センターが、各医療機関に日次および週次で、Web、メール、ファクス/電話などで調査を行う。対象医療機関は、感染症指定医療機関およびそれ以外にCOVID-19対応の病床確保予定の医療機関などを想定。収集した情報は、▽都道府県...