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「現場の対応を第一に」新型コロナで森光医療課長

レポート 2020年3月25日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省保険局医療課長の森光敬子氏は3月25日の中医協総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のため医療機関が想定外の対応をしなければならない場合には、「現場での対応を第一に優先してほしい」と述べた。全日本病院協会会長の猪口雄二氏が、「感染が爆発的に増えたとき『これはやってもいいか』といちいち(厚労省に)聞いていられない場合もある。現場に即して動けるようにしてもらわないといけない」として対応を尋ねたのに対する答弁(資料は、厚労省のホームページ)。 日本医師会常任理事の松本吉郎氏も「今後感染が拡大した場合、病棟本来の患者でない人を受け入れることも出てくる。その場合も柔軟にしてほしい」と要望。森光氏は「想定していないことが起き、相談を受けている。個別の状況を伺いながら対応していく」と述べた。 森光氏はこれまでの医療保険制度上の対応として、COVID-19患者を受け入れて医療法上の許可病床数を上回った場合に診療報酬の減算措置を行わないことや、入院患者の受け入れや学校の一斉休校により子を持つ職員が出勤できないなどの事情で看護配...