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DPC特定病院群では11.44日、平均在院日数は年々短縮

レポート 2020年3月25日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は3月25日の中医協総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、2018年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果として、DPC病院の平均在院日数は徐々に短縮、救急車による搬送割合は徐々に増加、他院からの「紹介あり」の割合も増加傾向にあることを報告した。平均在院日数は最も短いDPC特定病院群では11.44日。 包括払いであるDPCでは、「粗診粗療」が懸念されるが、退院時転帰(治癒、軽快)の割合、「計画外」の再入院や再転棟は増えていない(資料は、厚労省のホームページ)。 (2020年3月25日中医協総会資料) DPC対象病院は、大学病院本院群(82病院)、DPC特定病院群(155病院)、DPC標準病院群(1493病院)の3群に分かれる。本調査は、DPC対象病院を経年的にモニタリングしているもので、2018年度(2018年4月から2019年3月)におけるDPC包括払いの対象となる病棟の退院患者(約1400万件)のうち、包括払い対象外の病棟への移動があった患者等を除外したデータ(約1200万件)を分析対象とした。支払い方法別の比較のため、DPC準備病...