四病協「新型コロナ、入院専門病院の指定を」

四病院団体協議会は3月25日の総合部会で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の患者が急増するオーバーシュート（爆発的増加）に備えて、都道府県ごとに新型コロナウイルス感染症の入院専門の病院を設け医療資源を集中させることや、自宅での感染拡大防止が難しい軽症患者を収容する施設の確保を求める意見書案を取りまとめた。細かい表現を修正した上で、近く厚生労働省へ提出する。 記者会見する（左から）日本病院会の相澤孝夫会長、医法協の加納会長、日精協の山崎会長、全日本病院協会の猪口雄二会長 意見書案では、都道府県ごとに設ける入院専門病院に「呼吸器･感染症等の専門医や教育されたナース等の人的資源、人工呼吸器等の物的資源等を集中」させた上で、一般の入院患者をほかの医療機関で受け入れることとしている。 オーバーシュート時には軽症患者は自宅療養となることから、家庭内での感染防止策を周知徹底するとともに、対策が十分にできない場合は軽症患者を収容する施設を確保し、DMAT、DPAT、JMAT、AMAT等がそうした施設での医療支援を行うことも盛り込んだ。 入院患者は「公の病院で」 総合部会後に記者会見した日本...