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政府「対策本部」を設置、専門家会議「まん延のおそれ高い」

レポート 2020年3月26日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府は3月26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延のおそれを受け、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対策本部(本部長:安倍晋三首相)の設置を閣議決定、同本部の初会合を開いた。対策本部の設置により、都道府県も対策本部を設置、相互に連携して、対応に取り組むことになるほか、COVID-19に対する基本的対処方針を作成する。今後、私権の制限につながる「緊急事態宣言」を出すのか否かが、焦点になる。 同日持ち回りで開催された第9回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で、「新型コロナウイルス感染症のまん延のおそれが高いと認められる」と報告したことを受けた対応。同会議は、「致死率が極めて高い感染症ほどではないものの、季節性インフルエンザと比べて高いリスクがあると認められる」とも指摘している(資料は、首相官邸のホームページ)。 改正特措法は今国会で成立、COVID-19が対象に加わり、3月14日に施行された。 (2020年3月26日第9回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議資料) 「季節性インフルエンザと比べて高いリスク」 専門家会議は、国内における発生状況について、...