東京、三日連続で新型コロナ感染40人超え「まさに重大局面」
レポート
2020年3月27日 (金)
水谷悠(m3.com編集部)
東京都の小池百合子知事は3月27日の記者会見で、都内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が3日連続で40人を超えたことを受けて、「まさに爆発的増加が発生しているか否かの重大な局面を迎えている」と述べて危機感を示した。前日に隣接する神奈川、千葉、埼玉、山梨各県の知事と電話会談の上で出した共同メッセージについては「近隣県と一致団結して拡大防止に取り組む。感染の爆発を抑止できるギリギリの局面だ」と述べた。 午後4時に記者会見が始まった時点までの集計では、東京都内の27日の感染者は40人で、3日連続で40人を超えた(25日41人、26日47人)。小池知事は近隣県と東京では往来が非常に多く、昼間人口が約300万人に達しており、「近隣県と連携した取り組みが一層重要だ。首都圏で危機意識を共有し、適切な行動をしていただきたい」と述べた。 台東区の永寿総合病院で25日、26日にそれぞれ10人以上の感染者が出ていることについては、「医療機関で、医療従事者が感染することで医療機能が低下してしまう。日頃からの予防が重要だ。院内で感染が発見されたときには患者、職員の安全を確保するため、感染拡大...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。