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西村担当相、NCGMを視察「医療体制をしっかり守る」

レポート 2020年3月29日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の副本部長を務める西村康稔経済再生担当相は3月29日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者受け入れや治療薬開発に取り組む、国立国際医療研究センター(NCGM)を2時間近くにわたり視察した。西村担当相は、同センター理事長の國土典宏氏らセンター幹部との意見交換で、「医療体制をしっかり守ることを進めていきたい」と述べるとともに、同センターが取り組む抗ウイルス薬remdesivir(レムデシビル)の国際共同治験に期待を込めた。 西村康稔経済再生担当相は、終始マスクをして視察。 國土理事長は、「実際の現場を見ていただいたのは、有意義だと思う。当センターでは、患者の治療から治療薬の開発まで、全てにわたって全力を尽くしている」と応じた。さらにm3.comの取材に対し、医療提供体制については、「感染症専門病院だけに集約して重症患者の高度医療を担うというフェーズを通り越している。この負担を高度医療の可能な特定機能病院など、全てが共同で担う必要があると思う。レスピレーター(人工呼吸器)による治療のできるキャパシティーが命を救うために最も重要だと思う」と述...