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首相、医療機関へマスク1500万枚追加配布を表明

レポート 2020年4月2日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

安倍晋三首相は4月1日、新型コロナウイルス感染症対策本部で「布マスクを、来月にかけて1億枚確保するめどが立ったため、全国で5000万余りの世帯全てを対象に、日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、1住所当たり2枚ずつ配布する」と表明した。医療機関に対しては3月中に1500万枚のサージカルマスクを配布しているのに加え、4月6日以降、さらに1500万枚を配布する方針を示した(資料は、首相官邸のホームページ)。 自らも布マスクを着用して会議に臨んだ首相は、「布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であり、急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効だ」とアピール。「補正予算成立前でも、予備費の活用などにより、再来週以降、感染者数が多い都道府県から、順次、配布を開始する予定」と発表した。 マスクの供給については、政府の増産支援の結果、月7億枚を超える供給を確保するとの見通しを示した。医療機関に対しては、3月中に1500万枚のサージカルマスクを配布したことを報告した上で、「さらに、来週には追加で1500万枚を配布する予定だ」と述べた。高齢者施設、障害者施設、全国の小中...