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都医師会「医療的緊急事態宣言」、6週間の自粛求める

レポート 2020年4月7日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都医師会は4月6日、緊急記者会見を開き「医療的緊急事態宣言」を発表した。尾崎治夫会長は「週末の感染者数に危機感を覚えている。これ以上増えると医療現場がもたない。医療面から東京は危機的な状況」と訴えた。国の緊急事態宣言については「数カ月単位で必要になる」との考えを示したが、まずは「6週間」を目安に呼びかけていくとしている(資料は、東京都医師会のホームページ)。 尾崎会長は1週間ほど前から医療現場でのフェーズが変わってきたとし、国の対応について「はっきり言って遅かったが、明日の緊急事態宣言には期待している。私どもが『動かないでほしい』と言っても生活がかかっている人は難しい。国が補償をしてあげることが重要」と指摘した。東京都の対応については知事、医療部局とは一緒に対応しているとして、「東京都が良くないとは毛頭考えていない」とした。 個人的見解として、東京都のPCR検査の体制 は、今までは重症例のトリアージができているとしたが、今後は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑いとされていない人が感染しているケースが増えているとし、「我々、医師がコロナの疑いが捨てきれない例についてはPC...