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加藤厚労相、防護具供給「広範な協力をお願いする」

レポート 2020年4月7日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

加藤勝信厚生労働大臣は4月7日の記者会見で、N95マスクやガウン、手袋、フェイスシールドなど感染防護具は依然として需給ギャップが大きいため、従来のメーカーだけでなく「それ以外にもさまざまなノウハウを持っている会社がある。一部の部品だけでも作れる可能性はあると思う。広範な協力をお願いしたい」として経済界に要請する考えを示した。これまでにも都道府県や国の備蓄分は医療機関に回し、メーカーに増産や輸入拡大を求めてきたが、「まだ(需要を)満たしていない」と述べた。現状では感染者数が少ない福岡県が緊急事態宣言の対象となることについては、拡大のスピードなどが「総合的に判断された」との見方を示した。 緊急経済対策については、厚労省としては感染者の急増に備えて重症者の治療に重点を置く医療提供体制の整備、治療薬・ワクチン等の研究開発推進、PCR検査体制の拡充や保健所の体制強化によるクラスター対策の強化などを行う考えを示した。各種の自粛要請などに伴う雇用調整助成金の助成率引き上げや小学校休業等対応助成金・支援金の4月以降の継続も表明。接待飲食業や風俗関連業の従事者についても「子どもの健康と安全を確保する必要...