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横倉日医会長「爆発的増加防ぐ、ギリギリのタイミング」

レポート 2020年4月7日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は4月7日、政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応のため、緊急事態宣言を発出したことを受け、緊急記者会見を開き、「東京を中心に医療提供体制が逼迫しており、感染者の爆発的な増加を防ぐのに、ギリギリ間に合ったと思っている」との所感を表明、緊急経済対策についても日医の主張が認められたと評価した(『「緊急事態宣言」5月6日まで、東京など7都府県が対象』を参照)。 横倉会長は、宣言のタイミングについて、「社会への影響も大きいということで、(安倍晋三首相が)社会の反応を見ながら最終決断をされたと推測している。医療の立場から言えば、あと数日は早かった方がよかったと思う」と述べつつも、「外出を控え、人との接触を8割削減することで感染が激減することが分かっている。何とかその状態に持っていきたい」と国民の行動変容を期待。「1カ月間」という宣言の期間については、「30日(1カ月)で再度、検討するというのが私の理解。30日で収束することを期待しているが、感染が継続するようであれば、さらに延長することもあり得るかと思っている」との認識を示した。 会見する日医会長の横倉義...