安倍首相「医療現場を守るため、あらゆる手を尽くす」
レポート
2020年4月8日 (水)
高橋直純(m3.com編集部)
安倍晋三首相は4月7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、改正新型インフルエンザ等特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出したことを受けた記者会見で、「医療現場を守るため、あらゆる手を尽くす」と述べた。現状のペースで、感染拡大が続けば2週間後の患者数が1万人、1カ月後に8万人を超えるとし、医療提供体制を守るため、医療資材の国内増産、軽症者の宿泊施設整備、オンライン診療の初診からの解禁を進めるとした。国民への不要不急の行動自粛やマスクの着用を呼びかけた。同時に「東京や大阪での感染リスクは、現状でも不要不急の外出を自粛して、普通の生活を送っている限り決して高くない」として、都市部からの移動を控えるべきことも強調した。 会見する安倍首相と尾身氏(左)=代表撮影 冒頭に医療従事者への感謝「医療現場を守るため、あらゆる手を尽くす」 安倍首相は会見の冒頭、「全国各地の医師、看護師、看護助手、病院スタッフの皆さん、クラスター対策に携わる保健所や専門家、臨床検査技師の皆さんに日本国民を代表して心より感謝申し上げる。新型コロナウイルスとの闘いの最前線で、強い責任感を持って、今この瞬間も...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。