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宣言時期は「専門家の意見を尊重、恣意的判断ではない」西村担当相

レポート 2020年4月8日 (水)  小川洋輔(m3.com編集部)

政府の新型コロナウイルス感染症対策本部副本部長を務める西村康稔経済再生担当相は4月7日の記者会見で、緊急事態宣言の発出時期について「専門家の意見が一致して、昨日(基本的対処方針等諮問委員会の)尾身会長が首相 に話をした。専門家の意見を尊重した」と説明した。実効再生産数が1を下回ることを目標として、国民に対して、他人との接触を「最低7割、極力8割」減らすよう協力を呼びかけた。 外出を控えるよう呼びかける西村経済再生担当相 記者から「経済への影響を懸念して緊急事態宣言の発出が遅れたのではないか」と問われた西村担当相は、「政治が恣意的に判断できるものでは基本的にない」と、そうした見方を否定。「専門家同士でも意見が分かれることもあった。専門家が一致してそういうタイミングだということで、尾身会長が首相に話をされた」と、4月6日に尾身氏が緊急事態宣言の準備を安倍首相に進言するまでの経緯を説明した。「私権の制限を伴う措置があるので、できることなら、自粛要請で何とかできないかとずっと考えてきた」とも述べ、慎重な判断が求められる措置であることを強調した。 また、対象地域を巡り、「福岡県はこの2~3日でこ...