埼玉県知事「感染症専門医以外の動員も」
レポート
2020年4月8日 (水)
岩崎雅子(m3.com編集部)
埼玉県の大野元裕知事は4月7日、安倍晋三首相が同日発出した改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を受けた臨時記者会見で、埼玉県全域に不要不急の外出自粛要請などの緊急事態措置を取ると表明した。県内の感染者用の病床確保については「ホテル等と話を進めており、(必要な時に)必要な分を追加してきたい」との考えを示した。緊急事態措置は県の新型コロナウイルス対策本部で決定した(資料は、埼玉県のホームページ)。 「感染症専門医以外の動員も、ベッドだけ用意しても意味なし」 埼玉県には現在225床の感染者用の病床があるが、4月7日現在の入院者(予定含む)が171人と、約75%が埋まっている。これに対して大野知事は、「ホテルの活用についても数件話をしている」とした上で、「使わない場合もあるので、具体的な施設名等は責任が持てるところで話したい」と述べた。ホテル以外にも「風呂等がついた個室」の施設に使用を打診している。また、「近いうちに一般病床や病院以外の施設も使うタイミングになると思う」との見解を示し、「必要な分を追加していきたい」と話した。 同時に、「ベッドだけ用意しても意味がない」と医...
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