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神奈川県知事「闘う医療体制を先導してきた自負がある」

レポート 2020年4月8日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

神奈川県の黒岩祐治知事は4月7日、安倍晋三首相が同日発出した改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を受けた臨時記者会見で、県民に対してオーバーシュートを回避するための行動を要請したほか、医療崩壊を防ぐために、医療関係者を応援することを求めた。「神奈川モデル」とする県の緊急医療体制整備にも協力を求め、同モデルについて「闘う体制を先導してきた自負がある。神奈川から勝ち抜いていくという思いを新たにした」と自信を示した。要請は県の新型コロナウイルス対策本部で決定した(資料は、神奈川県のホームページ)。 重点医療機関100床が受け入れ可能に、軽症者の移行は9日 神奈川県は3月25日に、緊急医療体制「神奈川モデル」を発表し、中等症の患者を集約する独自の「重点医療機関」の指定や、電話による医療機関の稼働状況のモニタリング、LINEを通じた「新型コロナ対策パーソナルサポート」等を行ってきた(『全国知事会が「緊急提言」、重症者に重点置く体制整備など要望』を参照)。 「神奈川モデル」では、「フェーズ0(現在)」、「フェーズ1(移行期)」、「フェーズ2(蔓延期)」に分けて重症・中等症の患...