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福岡県知事「前日に西村大臣に状況を説明」で対象地域に選定

レポート 2020年4月8日 (水)  堀勝雄(m3.com契約ライター)

福岡県の小川洋知事は、4月7日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域となったことを受けて記者会見を行った。商業施設などへの休業要請は見送られたものの、外出自粛を平日の昼間にまで拡大し、イベントの開催や都道府県をまたぐ移動を控え、買い占めしないことなどを県民に要請した。 7日時点での県内の感染者数は累計199人。福岡県が対象地域に選ばれた理由として、(1)3月31日以降の7日間で感染者数が5倍以上に増え、倍加日数が短くなっていること、(2)感染経路不明が4割を超えていること、(3)県内4地域全てで患者が発生していること――の3点を挙げ、「6日に(新型コロナ担当の)西村大臣に福岡県の現状を説明し、受け入れていただいた」と述べた。 福岡県は4月1日に「県民の皆様へのお願い」として7項目の協力を要請していた。この日、小川知事は「県民の生命と健康を守ることを最優先に感染拡大の防止に全力で取り組む」として、新たに5つの措置(2つの変更を含む)を追加。具体的には、(1)平日、週末、昼夜を問わず、生活維持に必要な場合を除いて外出を控える、(2)在宅勤務、時差出勤、自転車...