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大阪府知事「国や自治体、府民の連携で最悪の事態を抑えられる」

レポート 2020年4月8日 (水)  南文枝(m3.com契約ライター)

大阪府の吉村洋文知事は4月7日夜の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けた国の緊急事態宣言の対象地域となったことを受け、府の方針を発表した。「大阪は患者が日々増加し、まさに感染が急拡大してもおかしくない状況」として、府民には生活の維持に必要な場合を除く外出の自粛、イベント主催者に対しては規模の大小にかかわらず、開催の自粛を要請した。 緊急事態宣言の発令後、府は新型コロナウイルス対策本部会議を開き、方針を決定した。緊急事態措置として、府内全域を対象に、4月7日から5月6日まで外出の自粛やイベント開催の自粛を要請する。特に、「3つの密」(密閉・密集・密接)が濃厚に重なる「夜間の繁華街への外出自粛」と強く求めていく。 府では4月7日現在、481人の感染を確認しているが、半数以上の255人の感染経路が分かっていない。吉村知事は今回の措置について「とにかく(5月6日まで)家にいてください。それによって救われる命がある。諸外国で行われているロックダウンにはならないので、落ち着いた対処、行動をお願いしたい」と府民に理解を求めた。 施設の使用制限については、これまで府...