1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 新薬9成分14品目の薬価を了承、中医協

新薬9成分14品目の薬価を了承、中医協

レポート 2020年4月8日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中医協総会(会長:小塩隆士・一橋大学経済研究所教授)は4月8日、新薬9成分、14品目の薬価を了承した。4月22日に収載予定。内訳は、内服薬6成分11品目、注射薬2成分2品目、外用薬1成分1品目(資料は、厚生労働省のホームページ)。 深在性真菌症治療剤であるノクサフィル錠(一般名ポサコナゾール)は、▽原価計算方針で薬価を算定、情報の開示度が50%未満、▽ピーク時の予測販売金額が112億円で、100億円を超える――という理由から、費用対効果評価(H1区分)の対象となった。費用対効果評価は、医療保険財政への影響度を重視する観点、薬価・材料価格制度を補完する観点から、革新性が高く、財政影響が大きい医薬品・医療機器を主な対象とする。 また同日の中医協総会では、薬価の毎年改定についても議論。薬価の毎年改定は、2016年12月の「薬価制度の抜本改革に向けた基本方針」で決定。2018年度の薬価制度抜本改革において、「市場実勢価格の推移、薬価差の状況、医薬品卸・医療機関・薬局等の経営への影響等を把握した上で、2020年中にこれらを総合的に勘案して、具体的な対象品目の範囲を設定」とされた。2021年4月が...