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大阪府知事、軽症者用ホテルに2万室の応募「今週にも第1号で受け入れを」

レポート 2020年4月9日 (木)  南文枝(m3.com契約ライター)

大阪府の吉村洋文知事は4月8日の記者会見で、府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の軽症者や無症状者の受け入れ先として公募していた民間宿泊施設について、98事業者から202施設、約2万1000室の応募が寄せられたと発表。「今週中に第1号(の受け入れ先)を決め、金曜か土曜ぐらいには陽性者の方を受け入れることができるよう進めていきたい」と述べた。同日、宿泊施設の借り上げなどに必要な経費を盛り込んだ総額115億8900万円の補正予算案を専決処分した。 府は既に重症者は高度医療ができる専門病院、中等症者は一般病院、軽症者は一般病院の中でも重症者や中等症者を診察しにくい病院や休止した病院に振り分けて治療を行っている。さらに、感染が拡大している大阪で医療崩壊を防ぐため、4月3日から7日まで、軽症者や無症状者を受け入れる民間の宿泊施設を公募していた。 その結果、府が示した100室以上の1棟単位での提供という条件を満たす93施設約1万6000室、それ以外の100室未満の109施設約5000室の応募があり、府が目標としていた6000室を大きく上回った。吉村知事は「完全にめどはつき、もっと患者が...