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感染者163人の永寿総合病院、院長談話を公表「大変申し訳ない」

レポート 2020年4月10日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

新型コロナウイルス感染症の院内感染で患者20人が死亡した東京都台東区の永寿総合病院(湯浅祐二病院長)は4月10日、院長名の談話を同院のホームページで公表した。これまでに入院患者94 人、職員 69 人の感染が確認されており、「院内感染によるアウトブレイクにより、入院中の患者様及び職員に今日まで多数の感染が発生し、多くの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを大変申し訳なく思っております」と謝罪した。また、慶應義塾大学病院に転院した患者からの院内感染が発生している点についても、「他施設への感染の波及も発生しており、これについても責任を痛感している」とした(談話全文は永寿総合病院のホームページ)。 ■談話で明らかにした出来事 ・2月に新型コロナウイルス感染に関連した入院事例 ・3月 20 日前後に、1つの病棟で患者、看護師に多数の発熱者。2人の患者に PCR 検査を施行し、発熱した職員の自宅待機、当該病棟の新規入院の制限等を行う。 ・検査3 日後にその患者および職員 1 人の PCR 検査陽性が確認された。 ・検査4日後には当該病棟全職員の出勤停止と当該病棟発熱患者9人の PC...