都「飲食店は午後8時、酒類提供は7時まで」
レポート
2020年4月10日 (金)
水谷悠(m3.com編集部)
東京都知事の小池百合子氏は4月10日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴う国の緊急事態宣言に基づく都の措置を発表した。居酒屋も含め飲食店は午前5時から午後8時までの営業とし、酒類の提供は午後7時までとすることや、遊戯施設の使用停止、催し物の開催停止などを要請した。期間は4月11日午前0時から5月6日まで。国が休業要請を2週間先延ばしすることを求めていたことについて「都民の命に関わる状況で、医療提供体制が逼迫しているとの報告が毎日入っている。『様子を見てから』というのは普通の危機管理だ」と苦言を呈した。 会見する小池知事 小池氏は国との協議について、東京都内の感染者数が他の道府県と比べて多く、ここ数日も増加していることを強調し、「重大局面だ。(協議で)一番大きな問題はここから2週間待たなければいけないのかということだった。状況を見てというのは酷だ」と述べた。地域ごとに状況を見て対応するべきとの説明をし、了承を得たことを明らかにした。 改正新型インフルエンザ等対策特措法に基づく基本的対処方針の4月7日の改定で、施設の使用制限などの措置を行う場合に「国に協議の上...
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