大阪府知事「府民の命守るため」14日から休業要請

大阪府は4月13日の府新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、4月14日から5月6日までの間、緊急事態宣言に基づき、遊興施設などの使用制限を要請することを決めた。居酒屋を含む飲食店に対しては、営業を午前5時～午後8時とし、酒類の販売は午後7時までとすることを要請する。吉村洋文知事は記者会見で「府民の命を守るための判断だ」と述べた。病床不足に備えて収容施設の調整を進めていた軽症者については、スーパーホテル大阪天然温泉（大阪市西区）の400室で4月14日から受け入れを始める（資料は大阪府のホームページ）。 休業要請の対象となるのは、キャバレーやカラオケなどの遊興施設のほか、劇場、集会・展示施設、運動施設、文教施設など。ホームセンターや理美容は対象とならず、緊急事態宣言による措置とは別に酒類の提供時間を制限するなど、政府や東京都と足並みを揃えた格好だ（『都「飲食店は午後8時、酒類提供は7時まで」』を参照）。 吉村知事は対策本部会議後の記者会見で、府内の人出が他の都市部よりも大きく減っていることを説明し「大阪府民は普段は自由だと言われるが、日本で一番団結力が強いと思っている」と強調。「それでも...