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兵庫県知事、医療機関での病床の確保「もうぎりぎりになっている」

レポート 2020年4月13日 (月)  南文枝(m3.com契約ライター)

兵庫県の井戸敏三知事は4月13日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の病床の確保について、「もうぎりぎりになっているという状況」という見解を示した。11日以降、無症状者や軽症者を順次、民間の宿泊施設に移す措置を進めており、「宿泊施設等の中間施設にできるだけ移っていただく対応をしっかりしていく必要がある。病床にある程度のゆとりを作っていく必要がある」と述べた。 神戸市立医療センター中央市民病院は県の対処方針で重症患者らに対応する「新型コロナウイルス感染症重症等特定病院」と位置付けられていたが、4月11日までに看護師や入院患者ら計14人の感染が判明。県は12日、神戸圏域の3次救急については、神戸赤十字病院などで対応すると発表したが、その後、同病院でも医師4人の感染が確認された。 また、県はこの日開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、4月15日午前0時から5月6日までの間、国の緊急事態宣言に基づき、遊興施設などに対する使用制限を要請することを決めた。対象となるのは、ナイトクラブやカラオケといった遊興施設や、学校などの教育施設、スポーツクラブなどの運動施設やパチンコ屋、ゲームセンタ...